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All Mine 「酔いの代償」 3


(Changmin)







書き出しがロマンチスト。
昔から変わらないなぁ。

苦笑してその言葉を眺める。


なぁ、ブルームーンって知ってる?
今月そうなんだ


会社帰りの電車の中で開いたLINEはそう始まっていた。



それから





今どこ?

月は見える?

綺麗だよね?

俺は仕事終わって帰るとこ。

チャンミンは

まだこれ既読がついてないから仕事

かな。



……長くておじさん文章だって返したら、全部区切ってきた。


「……ちょっと違う…」

吹き出しそうになるのをこらえ誤魔化すように窓の外へ視線を向け、月を探す。
雲もなく澄んだ空に白く光るそれは思ったより小さくて、だけど星の輝きさえ霞ませてしまうほど。
この距離というか存在感。
まるで今の僕の中でのユノに似ている。



……このまま既読スルーだとまた大量なのが来るのかな。

それも困る。

だけどここで返すのも
胸の奥で何かが軋む。


閉じてしまった錆びつくドアをまた開けるなんて。
それも自分から。



……これ返すとまたユノから来るよな。

でも返さなくても……来る…よな。


今日みたいなのも困る。
だけど。
なんかズルズル流されている自分もどうだか。

だけどな、うーん。


煮え切らない自分にため息をついてまた窓の外へ顔を向けたら、手の中に振動を感じた。



仕事終わったの?



「…っ」


はやっ。


乗降ドアの片隅でスマホを落としそうになるぐらい挙動不審な動きを最大限誤魔化した僕は、窓に張り付くように車内へ背中を向けた。
それから暫くその先を送ってこない画面を眺めて少し笑ってしまう。


スマホに齧りついてんのか、これ。

それに

多分ユノは
僕がなにも返さないから
この画面を眺めて困ってる。

それを想像して胸の内が微かに温かくなる自分はとても良くない。
そう思うけれど。


五年以上過ぎてしまうと思ったよりも色々なものを薄めてしまうんだな。



「今月最初の満月はとても綺麗ですね」


そう返して僕は
ユノの返事を待ってしまう。



暫くしたら

月見酒っておいしいと思うのだけれど
二度目の満月
月末はやっぱり忙しい?

返事が来た。




やっぱりこう来るよな。

分かっていたし。


「うーん…」


唸って一度気分を変えようと窓の外に目を向けて月を見上げる。



多分、ここが僕の分岐点。



一日中パソコンに張り付いた僕の目には、疲れすぎて月の輪郭もボヤけている。
だけどその輝きは清々しさも感じ
なにかを吹っ切ってしまいそうな気持ちにもなる。


「えっと…」


ユノの笑顔が浮かぶ。



僕は暫く悩んでから
画面に触れた。











-------------------------------
チャンミンはなんて返事をしたでしょうか?( *´艸`)

それではまた明日お暇なときに♡
あ、明日はユノ。
今回視点がバタバタしてすみません…orz


読んで貰えて幸せ♡ありがとうございます。
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- 2 Comments

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2018/04/11 (Wed) 20:40 | REPLY |   

くるりん@  

Re: 明日も楽しみ

ペ*さま

こんな返しでした。
ま、なんだかんだ会うという。
グダグダしてくる二人を見ててやってください。

2018/04/12 (Thu) 20:17 | REPLY |   

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